開発エピソード

ネイティブが日常使っているフレーズを
そのまま覚えることが出来れば・・・

Native Englishを作ろうと
思ったきっかけは?
YOSHI:

私自身、ワーキングホリデーでオーストラリアに行った際に、日本で覚えていったフレーズがほとんど通じなかった、という苦い経験があります。なぜなら私が知っているフレーズは、現地ではほぼ耳にすることがなかったからです。そこで実践した方法が「ネイティブが実際に使っているフレーズをそのまま覚える」という方法でした。

そしてもう一つ。頭の中で「日本語→英語」「英語→日本語」に訳すスピードを上げる練習を行いました。私たちは赤ちゃんではありませんので、言葉を「まず日本語で考える」という思考回路が出来上がっています。つまり「英語を英語で考える」のではなく、日本語に置き換えて考えます。 なので、まずは「日本語→英語」「英語→日本語」の翻訳スピードを徹底的に上げる練習・訓練をすることが重要なのです。その結果、私自身も英語でのコミュニケーションが、何不自由なく自然にできるようになりました。

そして帰国後、英語が全く話せなかった私でも英語が話せるようになったこの2つの方法(「日本語⇔英語」の翻訳スピードを上げる練習)を活かせば、今現在英語に苦手意識を持っている人でも「英語って楽しい!」と思ってもらえる教材が作れるのでは?と考えました。それが、このNative Englishを開発したきっかけです。

教材のコンセプトとしては、学習する方たちの負担を極力減らすために、聞くだけでテキストに頼らず学習ができること。いわゆる「勉強型英会話学習」から解放し、「楽しく英語に触れることで長続きする」英会話教材を作る。それが、私たち制作者にとっての最も重要な課題でした。このNative Englishではそれが実現できたと確信しています。

日本語を喋れるようになった私の経験が
英語を喋れるようになるヒントになる

英語ネイティブの方が教材を作る上で
苦労した点は?
Traylor:

テーマや場面を細かく設定し、私たちネイティブがよく使うフレーズを厳選しました。会話の中にフレーズをバランスよく盛り込み、どの会話も生き生きとした場面が思い浮かぶ、楽しんで学習していただけるものにそろえることは大変でした。さらに、教材の意図や方向性、レベルを的確にし、全体としてバランスの取れた原稿として仕上げることも苦労しましたね。

私たちネイティブの考える「簡単」と日本人が感じる「簡単」に対する感覚のずれや、英語に対応する日本語訳の細かいニュアンス…。「英語と日本語は言語間の距離が遠い」と言われていますが、これは文法の違いが大きいということです。英語を母語としている私が、なぜ言語間距離が遠い日本語を喋れるようになったのか。そんなことも思い出しながら制作しました。

学習者の気持ちに寄り添うことが出来るのは、私が日本語をしゃべるまでに大変苦労した経験があることと、現在も日本の中学生や高校生にALT(外国語指導助手)として英語を教えているからです。

学校教育の教科書にはない
「生きた英会話」にこだわった

どのようにして日本語を習得したのですか? Reid:

私は以前から日本が好きで、日本の大学に留学した経験があります。その後、日本で就職し、ALT(外国語指導助手)として、日本の教育現場に携わってきました。もちろん、英語の教科書は基礎を固める上でとても大切ですし、中身も素晴らしいものだと思います。ただし、社会人となった今、「生きた英語」を習得するには、日本の英語の教科書や教材にはない、私たち外国人が使う「生のネイティブフレーズ」だけで構成するのが一番の近道だと考えています。

私も日本語を覚えた時は、日本人の友人たちが頻繁に使うフレーズを暗記し、意味をしっかり理解しないうちから声に出して練習していました。美しい日本語を身につけることも大切なのですが、日本人が日常会話で使用しているフレーズを知り、それから意味を調べて身につけていくという経験が、一番日本語習得に役立ちました。
日本人のみなさんも英語を身に付けるためには、同じことをすればいいわけです。

Native Englishなら、「生のネイティブフレーズ」がたくさん盛り込んでいますので「通じる英語」が短期間で習得できます。学習して達成感を得られるよう結果にこだわって開発しました。

ネイティブのフレーズを身につけるのが一番の近道

Native Englishの購入を検討している方へ、ひと言お願いします。
Yoshi:
何度も試行錯誤を繰り返した結果、Native Englishという今までにない「楽しむ英会話教材」を実現することが出来ました。Native Englishで楽しく英語に触れて、ネイティブに通じる英語力を身につけてください。
Traylor:
学生さんたちに英語を教えるように、わかりやすく丁寧に作りました。聞くだけできちんと英語が身につくので初心者や英語が苦手な人には最適の教材です。
Reid:
ネイティブが実際に使う英語だけを収録しているから、世界中で使える実用的な英会話が短期間で身につきます。日々、上達する実感を味わってください。

開発陣

Yoshi Kinoshita 開発主任
Yoshi Kinoshita
英語教育の研究や英語教材開発、オンライン英会話サイト運営など海外留学の経験を礎にして日本人のための英語教育を最前線で実践。
Christian Traylor 執筆担当および監修
Christian Traylor
サウスカロライナ大学卒業、関西大学留学、外国語指導助手(ALT)。現在、英語教材開発のほか翻訳業など幅広く英語に携わる。
Johnson Reid 執筆担当および監修
Johnson Reid
セントラルミズーリ大学卒業、関西外国語大学留学、英会話学校、日本の教育委員会に勤務したのち日本の英語教育の指導者として活躍。

「聞くだけ」にこだわった生の英会話を
プロのナレーションとともに

英語教育番組、CM、テレビナレーションなど、プロのナレーターを、プロのエンジニアが付くスタジオで音声収録しました。「聞くだけ」にこだわったNative Englishだから、音質はもちろん、聴き取りやすいナレーションで記憶にとどまります。

ナレーター

Carolyn Miller Carolyn Miller
キャロリン・ミラー
NHK教育チャンネル「リトルチャロ1」「リトルチャロ2」のナレーションを担当。テレビゲーム、アニメ、 教育プロジェクト、企業ビデオ、ドキュメンタリー、テレビ・ラジオ番組、本、教育番組など多数の作品で活躍するナレーター。英語の各種教育ビデオに出演した経験も有する。現在、「攻略!英語リスニング」で英文吹き込みを担当。
Greg Irwin Greg Irwin
グレッグ・アーウィン
ナレーター・声優・司会・シンガーとして幅広く活動。これまでに手掛けたナレーションはテレビ番組、CM、企業VP、教育関係、ゲームボイスなど多岐にわたる。
NHK関係やドキュメンタリーなどのナレーションも多数経験している。日本の童謡・唱歌を自らの視点で英訳し、100曲以上を手がけている。
Native English 元NHKラジオ講師
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